Article 3D / VR

Blenderで作った世界の中に入って操作したい

3Dでただ「見る」だけでなく、自分が作った空間にVRで入り込み、その中で手を伸ばして操作する。いまokojoがいちばん挑戦している、その入口の話です。

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きっかけは「数分間のエールを」のPVだった

やってみたいと思った直接のきっかけは、「数分間のエールを」のプロモーションを数分見たことでした。映像の世界に引き込まれた瞬間に、「見るだけじゃなくて、この世界の中に自分が入って、手で触って動かせたらどうなるんだろう」という衝動がわいてきたんです。その場で「やりたい」と思ったまま、いまも続けています。

okojoはいま3Dに取り組んでいて、Blenderで世界そのものを作っています。そして次のステップとして、その世界の中に入り込み、中で操作ができないかを本気で試しているところです。

やりたいことを分解すると

「Blenderの世界に入って操作する」は、ざっくり3つの段階に分けられます。

  • Blenderで世界(空間・モデル・ライティング)を作る
  • その世界をVRで体験できる形に持ち込む(中に「入る」)
  • 入った世界の中で、物に触れる・動かす・反応が返ってくる(「操作する」)

1つ目はBlenderそのものの作業です。難しいのは2つ目以降で、「鑑賞」から「体験」、さらに「操作」へと進むほど、扱う技術が一段ずつ増えていきます。

「入る」の壁 — 作った世界をVRへ持ち込む

Blenderで作った空間は、そのままではVRで歩き回れる体験になりません。多くの場合、モデルを glTF/GLB などの形式で書き出し、リアルタイムに描画できる環境(ゲームエンジンや WebXR など)へ移す必要があります。

ここで現実的な壁になるのが「重さ」です。Blender上では綺麗に見えるシーンも、ポリゴン数やマテリアル、ライティングをそのままVRに持ち込むと、ヘッドセットで快適に動く性能に収まりません。VRは左右の目それぞれに高フレームレートで描き続ける必要があるため、見た目の質と動作の軽さのバランスを取る作業が欠かせません。okojoとしては、まず「世界の中に立って見回せる」ところまでを安定させることを当面の目標にしています。

「操作する」の壁 — 触れて、反応が返ってくる

世界に入れたら、次は「操作」です。ここが本当にやりたかった部分でもあります。VRでの操作は、画面のボタンを押すのとは設計の考え方がまるで違います。

  • 手(コントローラー)の位置を世界の中で追い続ける
  • 物に手が「触れた」ことを判定する(当たり判定)
  • 掴む・離す・押すといった動作に、自然な反応を返す
  • 酔わせない移動方法を用意する

「物を掴んで動かす」というだけでも、手と物の距離の判定、掴んだ瞬間の追従、離したあとの挙動まで、ひとつずつ作り込む必要があります。Blenderで世界を作る作業とはまったく別の発想が要るところで、いまはこの「触れて反応が返ってくる」感触を、小さな範囲から確かめている段階です。

いまの段階と、これから

正直に言うと、まだ「完成しました」と言える段階ではありません。Blenderで世界を作り、それをVRで見られる形に持っていき、中で少しずつ操作を試す——その往復を繰り返している最中です。けれど、最初にPVを見て「この中に入りたい」と思った気持ちは、作業を進めるほど具体的な手応えに変わってきています。

このサイトでは、進んだことや詰まったことを、できる範囲で記事として残していくつもりです。「自分の作った世界の中に立って、手を伸ばして操作する」——その実現を、ここで少しずつ報告していきます。